診療看護師(NP) の就職活動 / 給与事情 / 1日のスケジュール
看護師|資格|ナースプラクティショナー|診療看護師|給与事情|NP|就活|1日のスケジュール|働き方|約50分間
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キャリア講座「診療看護師(NP)シリーズ」では、今、医師のタスクシェア・シフトでも大きな注目を集めている診療看護師として活躍されるHirota Ryoichiさんを講師に迎え、診療看護師について皆さんが気になるであろうさまざまな事柄をお話しいただいています。
今回のテーマは診療看護師としての就職活動、給与事情、そして1日のサンプルスケジュールです。Hirota様が診療看護師を目指した背景や、そもそも診療看護師とはどんな看護師なのか?については、ライブ配信させていただいた講座とシリーズの第一回目の講座をご覧ください。
目次
1.就職活動事情
2.給与事情
3.1日のサンプルスケジュール
4.まとめ(次回の動画の紹介)
*チャプターでご興味のある項目にジャンプいただけます。
1.就職活動事情
NPの就職活動において最も重要だと感じたのは「主体性」を持つことです。もちろん、NPに限らず主体性は必要です。ただ、まだまだ新しい資格だからこそ、雇用形態や働き方、給与や院内でのポジションなど、多くのことが看護師ほど確立していません。だからこそ、NPとして将来目指す方向性や、給与や働き方など仕事に対する自らの希望など、「自分がどうしたいのか?」を明確にしたうえで就職活動に臨むことをおすすめします。
さて、主体性が最も重要!とは言いますが、それ以外にも意識した方がいいなぁと思うことをいくつか紹介したいと思います。
これを踏まえた上で、私の実体験をベースにNPとしての就職活動のポイントを5つに絞ってご紹介したいと思います。
病院選びポイント
① 将来目指している方向性とあっているか
② 診療部・診療看護師の部署があるかどうか
③ 医師がNPを知っているか
④ NPがいる病院かどうか
⑤ 研修プログラムの充実度
詳しくは講座をご覧ください。
2.給与事情
2019年の「賃金構造基本統計調査」によると職種別で残業、ボーナスのぞく看護師の所定内給与は月額29.57万円、年収ベースでは438万円だそうです。私の認識だと、一般的には夜勤込みで月収40万円、古い体質のところ、また地域によっては月35万円で手取り30万円弱というところもあると思います。みなさんはいかがでしょう?
対してNPは、理解のあるところだと年収700-800万円、スペシャリティを持って働いているNPだと年収1000万円という人もいます。1000万円稼いでいる方の例などは動画にて紹介しています。チェックしてみましょう。
3.1日のサンプルスケジュール
NPが日々どのようなスケジュールでどんな業務に携わっているのか?についてお話したいと思います。が、その前に、前提がないとわかりにくいと思うので、私の2年間の研修プログラムを先にお伝えします。
2年間の研修プログラム
3ヶ月ローテーションで対象の診療科を経験していきます。
<1年目>
腎臓内科
総合内科
感染症内科(←今ここ)
総合内科
<2年目>
総合内科
救急外来
ICU
地域
※検査系に1ヶ月くらい行く予定
2年目終わった時には総合内科がゴールになっています。
将来的には地域医療で医師がいない、または不足しているところで活動したいと考えているので、この研修内容や最終的なゴールとなる総合内科での経験は私にとって理想的なものでした。
総合内科と感染症内科、それぞれのスケジュールに加え当直に関するお話もいただいています。
4.まとめ
医療人の職業選択は想像できないほど幅広いものです。MEDISTUDIOのキャリア講座では医療バックグラウンドの起業家や、国際的な活動に参戦する活動家、海外での医療資格取得者など、各分野の専門家が、自身の活動やキャリアをベースに作成した講座を提供します。
今後、皆さんが自身のキャリアを模索する上でぜひ参考にしていただきたい講座となっています。ぜひ最後までご覧ください。