現役助産師のSakiが教える「知って得する!! 助産師1年目講座」では、助産師学生さんと新人助産師さん向けに、1年目を乗り切るポイントについてお伝えしてきました。シリーズ最後の講座は総集編1と2の2本立てです。 総集編1では、全8講座中前半の1-4、「内診」「電話対応」「清潔野」「職場でのコミュニケーション」に関する演習問題となっています。現場のシチュエーションを想像しつつ、自分だったらどう行動するか？を考えながら最後まで挑戦してみてくださいね。 ＜講座概要＞ 対象：新人助産師、助産師学生 所要時間：15分程度 講座難易度：★★☆ 講座内容 1. 講座紹介 2. 演習問題 　①内診 - 演習問題 　②電話対応 - 演習問題 　③清潔野 - 演習問題 　④職場でのコミュニケーション - 演習問題 3. まとめ ＜演習問題＞ 1. 内診 問題1.内診をするときに注意すべきことはなんでしょうか？次の1-3より適切なものを選びましょう。 1.力を抜くよう声をかける 2.必要な処置だと伝えて痛がっても診察を続ける 3.パートナーなら問題ないので、目の前でも素早く診察する 問題2.内診をした時に、指の長さが子宮口まで届きませんでした。どうしますか？次の1-3より適切なものを選びましょう。 1.必要なデータなので、指が届くようにもっと深く挿入する 2.「内診指届かず」と記録する 3.内診していないことにする 問題3.30分前に内診した時に、5cm 80% −2 中くらいの柔らかさ・中央だった経産婦が突然「いきみたい！」と言って怒責が入りそうで、心音もやや乱れています。どうしますか？次の1-3より適切なものを選びましょう。 1.内診して進行を確認する 2.分娩の準備を整える 3.いきまないように深呼吸を促す 2. 電話対応 問題1.「陣痛が来ています」という初産婦が、電話中に陣痛が来て「う〜〜」と唸っています。その時、電話越しにあなたたはどう対応しますか？次の1-3より適切なものを選びましょう。 1.すぐに病院にくるように促す 2.陣痛の長さを測る 3.深く呼吸できるよう促す 問題2.パートナーが病院に電話をしてきました。「妻が破水したみたいです。陣痛もきていて...」と発言をしていますが、まずあなたがすることはなんですか？次の1-3より適切なものを選びましょう。 1.ご本人に電話を代わってもらう 2.すぐに病院へ促す 3.パートナー越しに現在の状況を聞く 問題3.陣痛でパニックになっている中、電話をしてきた経産婦が電話越しに出産してしまいました。対応として正しいものはどれですか？次の1-3より適切なものを選びましょう。 1.救急車を呼ぶよう指示する 2.赤ちゃんを乾いたタオルで包むよう指示し、泣いているか確認する 3.気分不快はないか確認する 3. 清潔野 問題1.担当していた経産婦の分娩が急激に進み、準備ができていないにも関わらず、すでに排臨しそうです。まず何をしますか？次の1-3より適切なものを選びましょう。 1.清潔野を確保する 2.人を呼ぶ 3.外陰部の消毒をする 問題2.清潔野の確保が終了し、全開大している初産婦の陣痛が遠のいてしまいました。自然怒責も入らない状況です。どうしますか？次の1-3より適切なものを選びましょう。 1.このままの状態で陣痛が強くなるのを待つ 2.一旦清潔野を片付ける 3.医師に相談する 問題3.清潔野が確保された状態で、分娩進行中に排便がシートに付着しました。どのように対応しますか？次の1-3より適切なものを選びましょう。 1.シートを取り替える 2.交換する時間がないのでそのまま使用する 3.ガーゼで拭く 4. 職場でのコミュニケーション 問題1.職場の先輩へ申し送りをしなければなりませんが、話がまとまらず「わかりにくい」と言われてしまいます。どうしますか？次の1-3より適切なものを選びましょう。 1.申し送り前にプリセプターなど他の先輩に申し送りを聞いてもらう 2.申し送りのテンプレートを作り漏れがないように伝える 3.慣れなので、めげずにそのまま続ける 問題2.先輩が仕事とは関係のない、自分自身の容姿や体型について発言することがよくあり、それに落ち込んでしまいます。どうしますか？次の1-3より適切なものを選びましょう。 1.上司に相談する 2.仕事のためと思って我慢する 3.パワハラ・セクハラとその先輩に言い返す 問題3.前回の分娩介助でわからなかったことがあり、先輩に質問すると「一回調べておいで」と言われました。ですがそれを忘れて、翌日先輩に「昨日のわかった？」と聞かれてしまった時の対応として正しいものを選びましょう。 1.「調べ忘れました！」と素直に言う 2.なんとなくの予測で話す 3.調べたがわからなかったと嘘をつく いかがですか？「わからない..」「回答に自信がない..」という方はいますぐ講座をチェックしましょう。